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2020/04/22 14:33
免疫力が低下すると、感染症にかかりやすくなったりするだけでなく、がんなどの病気を発症するリスクも増えてしまいます。
病気だけでなく、免疫力の低下によって血行が悪くなると、新陳代謝も低下して美容の面にも悪影響が現れることがあります。
そして、免疫力は加齢や過剰なストレス、生活習慣などによって低下するとされています。
そもそも免疫力って何?
免疫とは、「疫」=病気から逃れる仕組みのことです。
免疫は、「自然免疫」と「獲得免疫」の二つに大きく分けることができます。
体内に侵入してきた病原体に、最初に反応するのが自然免疫です。
ここで活躍するのがマクロファージやNK(ナチュラルキラー)細胞、好中球などの免疫細胞です。
これらは細菌やウイルスを認識して攻撃し、私たちの体を守ります。
そして自然免疫の攻撃を逃れた病原体に対応するのが、獲得免疫です。
T細胞やB細胞がその主役で、リンパ球の一種ですからTリンパ球、Bリンパ球とも呼ばれます。
これらは病原体を認識し、その種類を特定して抗体を産生することで免疫力を発揮します。
これまでは自然免疫は記憶されないため、常に侵入してきた病原体と闘わなければならないとされてきました。
それに対して、獲得免疫は記憶することができるため、ある特定の病気にかかると「免疫ができたから今後は病気にはかからない」という状態になるのです。
しかし、自然免疫にも記憶があることが、最近の研究で明らかにされました。
しかも、特定の抗原の情報を特異的に認識する獲得免疫の記憶と異なり、自然免疫の記憶には特異性がないという特徴があるとされています。
この研究成果によって、近い将来アレルギー発症のメカニズムが解明されたり、効率的なワクチンが開発されることなどに結びつくと期待されています。
私たちの体は、免疫が働く前に、ほかの方法で守られています。
異物が体内に入り込もうとすると、せきやくしゃみで排出しようとするのもその一つです。
1日1ℓ以上も分泌されているといわれる鼻水も、気道の粘膜を病原体から守るためのもの。花粉症の症状で鼻水やくしゃみが多いのも、花粉の侵入を防ごうと反応してしまっているのです。
そのため、粘膜が渇いてしまうと、病原体の侵入を防ぐことができなくなってしまいますので、注意が必要です。
気道を通り抜けた病原体に対しては、胃液で対応します。
胃液は食べ物を消化するためだけにあるのではありません。
強い酸性の胃液によって、病原体を殺菌するのです。
また、私たちの皮膚には常在菌があり、これが病原体の感染を防いでくれます。
真菌による感染症などが報告されることもありますが、多くの場合、傷口から病原体が侵入してしまったものだとされています。
つまり健康な状態の皮膚は、病原体から体を守ってくれているのです。
そして、これらの防御で侵入を防ぎきれなかった病原体に対して、対応してくれるのが免疫なのです。
免疫はどのように働く
免疫細胞と呼ばれるのは、マクロファージやNK細胞、好中球、好酸球、好塩基球、T細胞、B細胞などで、いずれも白血球に含まれる細胞です。
厳密にいうと、マクロファージは血液の中では単球(単核白血球)として存在しますが、血管壁を通り抜けて組織に入り込むとマクロファージになります。白血球のなかでも、マクロファージが一番大きいのも特徴です。
免疫細胞は体のいたるところで病原体と闘ってくれています。それだけでなく、あるポイントではこれらが集団で、病原体をとらえて対応します。
それは小腸に20~30カ所あるといわれる「パイエル板」という組織です。パイエル板はリンパ組織で、食べ物や微生物などをそのまま取り込みます。
その奥ではマクロファージやB細胞、T細胞などが待ち構えており、病原体などをやっつけるのです。
マクロファージは病原体を食べてくれます(「貪食」といいます)。
そして活性酸素などを利用して殺菌を行います。NK細胞はウイルスや細菌だけでなく、がん細胞に対しても免疫力を発揮します。
T細胞は、ウイルスに感染した細胞やがん細胞を除去します。
B細胞は、T細胞のアシストによって抗体を産生します。
さらに好中球は、細菌や真菌などの病原体を食べたり殺菌したりします。
好酸球や好塩基は、主に寄生虫などに対応します。
また、樹状細胞というものもあって、これはT細胞が活動するのを助けます。
つまり、樹状細胞がどんな働きをしているかが明確にされたのは、つい最近のことなのです。
これらのことでおわかりのように、体内に侵入してきた病原体に対して体を守るのと同時に、体内で発生したがんなどに対して闘ってくれるのも免疫なのです。
免疫力を高めるには
免疫力を高めるために、どんな食事をすればいいかをまとめましょう。
発酵食品と食物繊維は、体内の免疫の60~70%が存在するといわれる腸の環境を整えるのに不可欠なものです。
また、腸内環境を整えることは便秘の解消に結びつき、肌荒れといったトラブルを減らし、大腸がんなどの病気のリスクも少なくできる可能性があります。
たんぱく質やビタミン、ミネラル類は、免疫細胞を産生したり活動を活性化するのに必要です。
もちろんこれらの栄養素が、健康的な生活に直結することはいうまでもありません。
それ以外にも、免疫力を落とさないために毎日の生活で心がけたい点があります。
それは、自分の平熱を知ることです。
「体温が1度下がると免疫力は30%落ちる」といわれています。
平熱が36度を切る人は、免疫力が低くなっているおそれがあるのです。
それを取り戻す方法の一つが、筋肉をつけることです。
運動をしていない状態でも、筋肉は常にエネルギーを代謝して熱をつくっています。
体温のうち、約40%が筋肉から産生されているともいわれているのです。
間違ったダイエットで体重を落としても、筋肉が落ちてしまっては何にもならないのは、免疫力の面から考えても当然です。
また、最近の研究では、筋肉を使った運動で分泌される生理活性物質は、脂肪を分解することで肥満の予防に役立つことがわかっています。
筋肉の減少を防ぐためには、ウォーキングより少し負荷のかかる運動を週2~3回続けることがポイントです。
そして、熱を産むために必要な糖質を適度に摂ることも必要です。
たんぱく質も筋肉のもとになるだけでなく、熱産生に必要です。
また、各種ビタミンやミネラル類も、熱産生をサポートするためには欠かせません。
なぜ、体温が上がると免疫力が上がるのでしょうか。そ
の理由の一つが、血流がよくなることです。
血液の中には当然、免疫を担当する細胞が集まっている白血球がありますが、白血球が体中のすみずみを巡ることで、免疫力が発揮されるからです。そしてもう一つの理由が酵素の活性化です。
食べ物の消化吸収や細胞の新陳代謝などで活躍するのが酵素で、私たちが生きていくために必須のものです。
そんな重要な酵素ですが、一番活性が高まるのは体温が37度前後といわれているのです。
免疫力が低下していないかどうかを把握するために、普段から自分の平熱を測っておくことも重要といえるでしょう。
1日1回体温計で測定することを、しばらく続けてみるのはいかがでしょうか。
必要な栄養素は毎日の食事で摂るのが本来の形です。
どの食材が有効かということにこだわりすぎるより、自分が普段、あまり食べていないものに手を伸ばすことも考えましょう。
例えば葉物野菜だけでなく根菜、豆類といった複数の食材を摂ることです。
朝食で卵、昼食で肉類を食べた時には、夕食は魚にするなど、おかずのバリエーションにも気を配ってみましょう。
また、外食をする場合、定食屋では筑前煮、ひじきの煮物、切り干し大根といった小鉢を、ファストフード店ではサラダをプラスするのもいいでしょう。
